検査機器
equipmentX線装置(レントゲン装置)
当院での撮影は被曝線量が少なく、高精細画像を得られるFDP(フラットパネルディテクタ)を導入しております。撮影室は3部屋あります。
X線透視装置
X線透視装置は骨の形態・関節機能などをリアルタイムでTVモニターに映し出し観察することが可能です。
脱臼や骨折した部分を透視下で確認しながら、整復を行います。
また、機械が上下に移動しながらX線写真を撮影し、ゆがみの少ない画像で全脊椎や全下肢の写真に構成することも可能です。
全脊椎撮影は学校検診で側弯症と診断された学生から円背(猫背)が気になる方まで背骨全体を撮影することで背骨がどれくらい曲がっているのかを診断・計測します。
全下肢撮影は変形性膝関節症の方やO脚、X脚の方の診断、計測を行います。
立った状態で撮影し、膝の変形による「足の軸のズレ」を計測します。
人工膝関節置換術や膝周囲骨切り術の手術をされる方は手術の前後に撮影をし、ズレがどの程度まで改善できているのかを定期的に確認していきます。
マルチスライスCT
CT検査はX線を使って身体の断面を3次元的に画像化する検査です。
レントゲンでは平面でしか情報が得られないのに対し、CTは任意の断面像や3D画像を作成することが可能で立体的にとらえることができます。
手術計画や外傷診断に有効な検査です。
MRI
当院では1.5TトンネルタイプMRIと0.4TオープンタイプMRIの2台を完備しております。
1.5T トンネルタイプMRI
強力な磁気を利用し、体内の状態を撮影する検査です。放射線を用いないので、被曝の心配はありません。
検査時間は15~30分程度です。
0.4T オープンタイプMRI
閉所恐怖症などMRI検査が苦手な方も安心して検査を受けることができます。また、トンネルタイプのMRIよりも静穏性に優れており、大きな音が苦手で受ける事が出来なかった患者さんにも対応が可能です。
- 原則、整形外科疾患に関しての撮影画像のみの提供となります。
- 造影検査は受け付けておりません。
- 結果は会計手続き時にCD-Rにて患者さんにお渡しいたします。
- 予約枠30分/1部位、完全予約制となっております。
- 井戸田整形外科(052-541-5455)に電話していただき、患者さんのご都合に合わせて予約の日程をご相談させていただきます。
骨密度検査装置
骨密度の測定にはさまざまな方法がありますが、当院ではDXA法とSXA法の2つの方法で測定が可能です。
DXA法
エネルギーの低い2種類のX線を使って骨密度を測定する方法です。被曝量は胸部レントゲン撮影の1/6程度と極めて少なく、体に負担の少ない検査です。
DXA法は他の骨密度測定方法に比べて精度が高く正確な骨密度を測定することができ、「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」においても推奨されている腰椎と大腿骨近位部の2ヶ所を測定できる装置です。
検査着に着替えていただき、仰向けの状態で測定します。
検査時間は5分程度です。
SXA法
エネルギーの低い1種類のX線を使って骨密度を測定する方法です。簡便な方法でスクリーニングに利用されることが多い検査方法です。
当院では前腕部で測定し、仰向けで寝る事が出来ない方や腰や股関節の変形が強かったり、手術をしていて金属が入っていてDXA法では正確に測定できない方にSXA法で測定しております。
超音波検査装置
超音波画像診断装置は内科疾患のみではなく、整形外科領域でも診断には欠かせない画像検査装置となっています。被曝もないため体の負担も少なく安心して検査を受けることが出来ます。
主にレントゲン画像ではわからない軟部組織(靭帯、筋肉、神経、血管、腫瘍)や骨表面の微細な変化をリアルタイムに観察することが可能です。
当院では整形用2台、乳腺用1台の合計3台の超音波装置があります。
マンモグラフィ
マンモグラフィは乳房専用のX線撮影装置で、乳がんの早期発見には欠かせない検査の一つです。しこりとして触れない早期の乳がんや微細な石灰化を描出します。
当院は3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)を導入しております。
当院では女性技師が撮影をし、女性医師が診察をしております。