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研修会・学会

10月20日は骨粗鬆症デー

10月20日は骨粗鬆症デー

10月11日〜13日 骨粗鬆症学会に参加させていただきました。
学会内容で皆様にお伝えしたいことは

骨折後の治療も大切ですが、
若い頃からの「生活習慣と運動が大切」であることです。

現在、薬による治療をされている方も『薬の力は6割、あとの4割は食事と運動が重要』という言葉も印象的でした。

「骨を強くする」というと、カルシウムを多く摂ろうとカルシウム強化食品を積極的に購入される方がいますが、これは大きな間違いです。急にカルシウムを多く摂ると動脈硬化の危険性が高くなるので、推奨されておりません。それよりもビタミンDを通常の食事で摂取していくことが推奨されています。

10月11日に発表されたばかりの
『2025年版 厚生労働省による日本人の食事摂取基準』にもビタミンDについて変更(8.5→9.0μg /日)され、より多くのビタミンDを摂取することが望まれています。

骨粗鬆症に有効的な食事と骨粗鬆症に効果的な運動にはそれぞれコツがあります。
気になった方は外科診察室へお声がけください。

10月20日は骨粗鬆症デーです。
検診での測定値が良くても遺伝や生活習慣や疾患によって骨が弱いことがあります。
骨の強さが気になった方は是非、骨密度検査をしてみましょう。
スタッフにお声がけください。

執筆者

日本乳癌学会専門医
日本外科学会専門医
日本骨粗鬆症学会認定医