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執筆者:井戸田 愛

10月20日は骨粗鬆症デー

2024.10.15

研修会・学会

10月20日は骨粗鬆症デー

10月11日〜13日 骨粗鬆症学会に参加させていただきました。 学会内容で皆様にお伝えしたいことは 骨折後の治療も大切ですが、 若い頃からの「生活習慣と運動が大切」であることです。 現在、薬による治療をされている方も『薬の力は6割、あとの4割は食事と運動が重要』という言葉も印象的でした。 「骨を強くする」というと、カルシウムを多く摂ろうとカルシウム強化食品を積極的に購入される方がいますが、これは大きな間違いです。急にカルシウムを多く摂ると動脈硬化の危険性が高くなるので、推奨されておりません。それよりもビタミンDを通常の食事で摂取していくことが推奨されています。 10月11日に発表されたばかりの 『2025年版 厚生労働省による日本人の食事摂取基準』にもビタミンDについて変更(8.5→9.0μg /日)され、より多くのビタミンDを摂取することが望まれています。 骨粗鬆症に有効的な食事と骨粗鬆症に効果的な運動にはそれぞれコツがあります。 気になった方は外科診察室へお声がけください。 10月20日は骨粗鬆症デーです。 検診での測定値が良くても遺伝や生活習慣や疾患によって骨が弱いことがあります。 骨の強さが気になった方は是非、骨密度検査をしてみましょう。 スタッフにお声がけください。

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2024.05.18

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クリニック限定販売品『エクエルプチ』販売開始のお知らせ

さまざまな女性の症状(更年期症状、骨密度の低下、肌のシワ、手指関節の痛み、コレステロールの異常など)には大豆イソフラボンが有用とされており、多くの女性が積極的に食事に取り入れていると思います。 しかし腸内環境によっては、有効なエクオール成分を大豆から作り出せる量は変化してしまうので、大豆製品を摂取しても充分量のエクオールを作れていないということがわかっています。 大塚製薬のエクオール製剤『エクエル』は、食品ではありますが、手指関節の痛みやこわばりの改善、骨粗鬆症の予防や骨粗鬆症治療の補助、コレステロールの異常の改善、シワの改善、肩こりの症状改善などにも良い効果があるという臨床試験結果が出ています。 薬理作用と臨床試験結果をみて納得した上で、一般の販売店で購入できる『エクエル』を飲んでみました。 錠剤1つの大きさが大きいので飲み込みにくく、1日4錠も飲まなければいけません。 クリニック限定販売品の『エクエルプチ』は、錠剤が小さく1日2錠でよく、飲みやすいように解消されています。 当院受付で『エクエルプチ』の販売を開始いたしました。 食品の分類ですので、処方箋なしで購入でき、気軽に始められます。 エクエルプチについてのご相談があれば、外科・乳腺科診察室でお答えいたしますので受付へお声がけください。 『エクエルプチ』 1袋60錠(1日2錠、30日分)で、¥4,320円(税込)【現金支払いのみ】 ご希望の方はお気軽に受付スタッフにお申し付けください。 文責: 乳腺専門医・骨粗鬆症学会認定医 井戸田 愛

骨にいい日焼け対策!「ソーラーD」™️の価格改定情報

2024.02.29

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骨にいい日焼け対策!「ソーラーD」™️の価格改定情報

こんにちは。 そろそろ2月も終わりですね。 最近は毎週末各地でマラソンが開催されたり、2週間後には名古屋でマラソンも開催される時期になりました。 3月になると日差しが強くなり紫外線量も増えます。 そろそろ日焼け止めの新商品や美白化粧品の発売がされる時期ですね。 通常の日焼け止めでSPF30を超えてくるものでは、強力に紫外線カットをするので、お肌でビタミンDが作れなくなってしまいます。 ビタミンDの役割は、 1 カルシウムの吸収を助ける 2 免疫力の維持 3 筋力の維持 4 瞬発力の維持、 5 カルシウムと同時にとると糖尿病にもにもなりにくくする まそのほか、だまだ知られていない役割があるありがたいビタミンです。 ビタミンDは8割の日本人で不足している栄養素です。 そんなビタミンDを安全に、そして無料で作る方法は「日光浴」です。 「ソーラーD」™️はSPF50、PA++++ですが、ビタミンDを作るために必要な光を少し通しながら肌老化を予防する日焼け止めとして開発されたもので、赤ちゃんにも使える優しい処方です。 当院の受付で販売しております。 残念なお伝えになりますが、円安や原材料価格の高騰により 在庫限りで価格を2500円から3000円に値上げの対応となります。 現時点では2500円で販売しておりますので、ご希望の方はお早めに受付にてお買い求め下さい。 なお、商品の詳しい内容は外科の診察室でご案内いたします。

歯について②

2023.11.25

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歯について②

こんにちは。 乳腺診療と骨粗鬆症治療を担当しております井戸田愛です。 前回に続いて、「歯」について(後半)のお話をさせていだきます。 前回お伝えした内容は、 ・「歯周病」は一番多い感染症! ・毎日のブラッシングケアで悪化を防ぐことができる ・「歯は万病の元」 であることをお伝えしました。 「歯は万病の元!」といわれるのはなぜなのでしょうか。 歯の根元には食べかすが体内に入らないように防ぐ歯肉や歯根膜など「防御バリア機能」があります。歯周病菌がたくさん増えると、わずかな傷から血管の中へ侵入し、全身で起こる炎症反応が下記の病気を引き起こすと言われています。 「動脈硬化」 「糖尿病」 「肺炎」 「アルツハイマー型認知症」の重症化 「脳梗塞」 「慢性腎臓病」 多くの方が、 動脈硬化のためにからだに良さそうな食品を摂ったり、 糖尿病や脳梗塞予防に運動したり、、 されてると思います。 もちろん、それらも必要なことですが、 まずは毎日の歯のブラッシングと定期的な歯科検診も忘れずに! 当院での骨粗鬆症の治療では必ず歯科検診を定期的に受診しているかを伺います。 理由は、、、 ・しっかり噛める歯があると栄養摂取が良好な状態で骨粗鬆症治療ができるから。 ・骨粗鬆症の方は歯がはえている歯槽骨もやせているので、歯がぐらつき、すき間が多くなり歯周病が悪化しやすいから。 ・骨粗鬆症治療薬の種類によっては長期的に使用すると顎の骨に影響が出ることがあるから。 骨粗鬆症の治療前にかかりつけ歯科クリニックと連携をとり、安全な骨粗鬆症治療をおこなっていきます。 「歯」はとても重要で「骨」の治療の際にもケアが重要であること、ご理解いただけましたでしょうか。 詳細についてご質問等は診察の際にお答えいたします。 ご遠慮なくお尋ねください。

歯について①

2023.11.07

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歯について①

こんにちは。 乳腺診療と骨粗鬆症治療を担当しております井戸田愛です。 11月になりました。 名古屋では126年ぶりの連日の夏日を記録してます。 私は暑くてコンビニで白くまアイスを買いました! 季節外れですがとても美味しかったです。 みなさんも美味しく感じるものを是非食べてください。 さて、今回はその食べるための「歯」について(前半)です。 「歯」は栄養を摂るために一番最初に、一番重要である「噛み砕く」という役割をしています。 しっかり噛まないと胃や腸に負担がかかりますし、消化不良も起こします。 「虫歯」については小学校でもブラッシング指導などされるようになり、以前に比べてずいぶん減ったようです。 今、問題となっているのは大人になって増える「歯周病」です。 「歯周病」は日本人で一番多い感染症!と言われています。 テレビCMなどで「歯周病」と聞いたことがあると思いますが、多くの方が原因である歯周病菌を持っていると考えられています。 「虫歯」より「歯周病」が怖いのは、「冷たいものがしみる」とか「歯が痛い」という症状がなく、どんどん進行し気付いたときには歯がなくなってしまう状態となることです。 歯周病ケアについて知らなく、年齢が高くなって、歯が抜けてしまい入れ歯が必要になった、、、とならないように、若い頃から毎日のブラッシングで歯周病菌を増やさないようにすることが重要です。 「歯」は万病の元で、歯を守ると色々な大きな病気も防ぐことができます! さあ、秋の美味しいものをしっかりと噛んで食べて、筋肉や骨を維持しましょう。食事のあとは綺麗に歯を磨きましょう。 来年も再来年も美味しく自分の歯で食事をするために、「歯科検診」を受けてください。 そうすることで、いろいろな病気を防ぐことができます。 ところで、、 どんな病気が防げるのか?、、、 次回、「歯」について(後半)でお伝えします。 追伸、、、 今週(11/6〜8)、NHKEテレ「きょうの健康」というテレビ番組で骨粗鬆症に関する内容が放送されます。 骨に必要な栄養素や転倒防止に関する内容が放送されるので、興味のある方はぜひ見てみてください!